校長挨拶

令和二年度は新コロナウイルス対策のため、入学式の縮小や臨時休業など学生・保護者の皆様・非常勤講師の先生方には心配をおかけしての始まりとなりました。

本校は平成22年4月開校、この4月に新入生50名を迎え11年目に入りました。また去る3月で総勢377名の卒業生を輩出し、みな東北を中心に、関東・関西各地で活躍しております。

本校では「いつでも、どこでも、だれに対しても創造的な看護を展開できる看護師」「社会に求められる看護を提供できる看護師」を理念とし教育にあたっています。

また、設置主体である徳洲会グループは「離島・へき地医療」「救急医療」を原点とし、「災害医療」「海外への医療支援」など多くのことに力を入れています。本校の教育内容にはそれらに関する特別講義や見学、実際の体験などを組み入れ、学生が看護への興味関心の幅を広げられる機会、ひいては自分がやりたいことを見つける機会となればと考えています。

学生とのかかわりの中で学生が求める看護師像の一つに「患者に寄り添う」ということがよく出てきます。「寄り添う」とはどういうことができれば寄り添うことになるのかを、自分のことばで表現できる人・それを実行できる人になって欲しいと思います。それは学校での授業だけでなく、友との交流・先輩後輩との交流・臨地実習における患者とのかかわり・先輩看護師とのかかわりなど、人とのかかわりから自分で考えていくことです。

“人とのかかわり”では「誰に対してもきちんと受け答えをする」ことが基本となり、それはコミュニケーションのコツとなるでしょう。丁寧な対応・誠実な対応つまり、その場逃れのいい加減な対応をしないこと・その日の気分や相手によって対応を変えないこと・自分の意見の押し付けをしないことが礼儀正しく相手と向き合うことであり、きちんとした受け答えにつながると思います。これは人間として基本的なことですが「言うは易し、行うは難し」です。

学生にはこのような基本的なことができる看護師になってほしいと思っています。

三年間の中で悩み迷うこともあると思いますが、そのような時は人と比べるのではなく自分の思いと比べ「自分は何をしたいのか」を考えて欲しいと思います。壁にぶつかった時は初めから「ダメだ」「できない」と諦めるのではなく、チャレンジしその過程から次へのステップを見つける、そのような学生生活を送って欲しいと願っています。

令和2年4月
校長 鈴木 美智子